その侍女たちの賢い者は答え、 母またみずからおのれに答えて言った、
シセラの母は窓からながめ、 格子窓から叫んで言った、 『どうして彼の車の来るのがおそいのか、 どうして彼の車の歩みがはかどらないのか』。
『彼らは獲物を得て、 それを分けているのではないか、 人ごとにひとり、ふたりのおなごを取り、 シセラの獲物は色染めの衣、 縫い取りした色染めの衣の獲物であろう。 すなわち縫い取りした色染めの衣二つを、 獲物としてそのくびにまとうであろう』。
王妃のこの行いを聞いたペルシャとメデアの大臣の夫人たちもまた、今日、王のすべての大臣たちにこのように言うでしょう。そうすれば必ず卑しめと怒りが多く起ります。